
時々の横なぐりの雪の中、人形浄瑠璃に行って来ました。
人のすすめでなければ、なかなかとっかかりにくそうな伝統芸能。
幸い話もわかりやすく、約1時間半の公演も早く感じられた!(ほっ)
案内のパンフレットも初心者にわかりやすく説明されてあり。さすが。
今回の上演は浄瑠璃の演目五段のうち「葛の葉子別れ」の三段目。
ものすごく簡単に話をまとめてみました。
狩人に追われ傷ついた狐を助けた安倍保名(あべのやすな)。その恩返しに彼の妻になり子供(童子)も産まれ2人は幸せな日々を送ります。
6年目の秋の日、美しく咲く菊に心奪われ狐の正体を現してしまいます。
恋しくばたずね来てみよ和泉なる
信太の森のうらみ葛の葉
の一首を残して信太の森へと去っていきました。
信太の森に父子はさがしにいきます。いっこうに見つけられず、それならば
いっそ2人で死んでしまうぞ!とその時、葛の葉は白狐の姿で現れます。
3人は最後の別れをし、葛の葉は形見にと白い玉と箱を童子に与えます。
この童子こそ、やがて、成人し陰陽道の始祖・天文博士に任じられた安倍晴明(あべのせいめい)だと語られています。
ちなみに、葛の葉(くずのは)は、伝説上のキツネの名前。葛の葉狐(くずのはぎつね)、信太妻、信田妻(しのだづま)とも。
関西地方ではきつねうどんを《しのだ》とも言うそう。おもしろっ。
明日はどん兵衛かなあ~。
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